大文字コラムvol.20「ノベルティの魅力を引き立てる、正しい商品名の選び方」

今回はノベルティ制作時の製品名の重要性と、似たような製品であっても形状によって名前が変わることに
焦点を当ててみたいと思います。
正しい商品名を付けることで、ノベルティの特徴を引き立て、お客様の心をつかむ鍵となります。

1.「コップ」と「カップ」の違い

まずは一番身近な商材から紹介させていただきます。
一見すると同じように見える「コップ」と「カップ」ですが、実は微妙な違いがあります。
通常、「コップ」は細長い形状で、持ち手がないのが一般的です。
一方で、「カップ」は持ち手があり、より広がった口の部分が特徴です。
なんとなく頭の中で双方の違いはわかっていても、このように言語化するとスッキリしますよね。

2.「タンブラー」と「ボトル」の違い

次に、寒い時期にもたくさんお問合せを頂く「タンブラー」と「ボトル」の違いを見てみましょう。
「タンブラー」と「ボトル」はどちらも保温・保冷機能があるものが多くなってきましたが、
「タンブラー」は、完全に密閉しないフタが付いているもの。
一方で、「ボトル」は完全密閉できるフタが付いているものとなります。
オフィスなどで使いやすいのは「タンブラー」、携帯したりアウドトアに適しているのは「ボトル」となります。
商品の使い方や目的に合わせて正確な名前を付けることで、お客様もより適切な製品を選びやすくなります。

3.シールとステッカーの微妙な違い

海外では一律で「sticker」と表現されることが多いのですが
日本では用途により「シール」と「ステッカー」で使い分けされています。
一般的に、「シール」は薄い紙やフィルムに印刷されて切り抜かれ、手で簡単にはがして貼ることができるものです。
一方で、「ステッカー」は厚みがあり、剥がしにくく、耐久性が高いことが特徴です。
商品の用途や素材に応じて、「シール」は手軽さやデザイン性、「ステッカー」は耐久性や高級感などの
特徴を強調して名前をつけると良いでしょう。

4.【番外編】「缶バッジ」と「缶バッチ」はどちらが正しい呼び方なの?

人によって呼び方が異なる「缶バッジ」と「缶バッチ」。
一般的に、英語由来の言葉である「バッジ」は、英語のスペルに基づいて「badge」と表記されます。
そのため、正確な表記は「缶バッジ」です。ただし、一部の地域や文脈では「バッチ」として
表記されることもあります。

まとめ

このように似たようなモノでも名前によって形状・用途が変わってきます。
商品が「タンブラー」の仕様なのに「オリジナル○○ボトル」と名前がついていたらお客様も
混乱してしまいそうですね。
正しい商品名は、製品の特徴や用途を的確に伝え、顧客の興味を引くために欠かせません。
似た製品でも微妙な違いを考慮し、商品の個性を引き出す名前を選ぶことが大切です。
クリエイティブな発想と顧客の視点に立った名前選びを心がけ、一緒にユニークで
魅力的なノベルティ商品を生み出しましょう。